日本統合医療学会誌
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Print ISSN : 2435-5372
症例報告
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)罹患を契機に悪化した精神症状に漢方や食事療法を含む統合医療的アプローチを行った一症例
伏見 章清水 正彦
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2024 年 17 巻 2 号 p. 87-93

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抄録

神経症性障害やストレス関連障害などの精神症状に対して漢方治療が用いられることが多いが、実臨床においては治療困難な症例も多い。今回われわれは、新型コロナウイルス感染症 (COVID-19) 罹患後に、もともとの不安神経症の精神症状が急速に悪化した症例を経験した。

治療は、食事療法、支持的精神療法に漢方薬(加味逍遥散、加味帰脾湯、半夏厚朴湯、香蘇散、六君子湯)を適宜追加して統合医療的アプローチの形となり、約半年後に精神症状は新型コロナウイルス感染症罹患前の状態にまで軽快したので報告する。

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© 2024 一般社団法人日本統合医療学会
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