主催: 独立行政法人 科学技術振興機構, 社団法人 情報科学技術協会
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年に一度更新される雑誌引用統計データベースJournal Citation Reports®では、さまざまな雑誌評価のための指標が提供されている。2002年版Science EditionのPharmacology & Pharmacy分野の雑誌188誌を中心に、これらの指標を用いて多面的な分析を行った。雑誌の影響力や重要性を計る指標であるImpact Factorは、分野を越えて比較できないことを、他2分野との引用動向をグラフ化することによってあらためて示した。Immediacy IndexやCiting/Cited Half-Life等の指標により、Annual Review of Pharmacology and ToxicologyやAntiviral Therapyなどが、より速報性の高い薬学関連雑誌であることがわかった。Citing Journal Listingに基づいて描かれる2ステップマップでは、医学系総合誌がハブのような位置に出現し、より特化した薬学の各主題を扱う雑誌グループを結び付けていることがわかった。引用データの客観性を損なわないためにも、各指標や適切な分析手法を用いて、多面的なアプローチが求められる。