2012 年 4 月 24 日、インド特許庁の IPDL 的な役割を果たすデータベースの検索エンジン IPAIRS Version 2.0 が公開され、インド特許情報を入手することへの利便性が向上した。そこで、アジア特許情報研究会では、インド特許庁が発行する年次報告書、Official Journal of the Patent Office、IPAIRS、その他商用データベースを活用し、インド特許情報の統計値、IPC 分類コードの付与状況など、インド特許情報を分析した。本報告では、出願件数の経年変化、公開件数の経年変化、IPC 分類コードの付与状況などの分析結果と、その数値の留意点についてまとめるとともに、インド特許情報検索手法の検討結果についてまとめた。