抄録
昨今、新興国特許調査が脚光を浴びている。本稿では韓国の特許調査について検討を行った。韓国特許については、商用 DB(データベース)においては、DB の収録率(特に優先審査特許を含む登録特許)、収録タイムラグ等に問題がある場合が多い。また、通常の英語キーワードを用いた検索では、クレーム以下は検索できない DB も多く、網羅的に調査するのは難しい。韓国特許庁系DBである KIPRIS でのハングルを用いた検索による補完や、商用 DB での、英語とハングルキーワード併用可能なハイブリッド検索による補完を含め、網羅的かつ効率的に、韓国特許を検索する手法について検討したので報告する。