情報プロフェッショナルシンポジウム予稿集
第10回情報プロフェッショナルシンポジウム
会議情報

B22
商品開発の方向性提案に資する分析
— お客様の声と特許情報を融合し商品開発に活かす —
*平尾 啓鶴見 隆山中 とも子河村 克己脇川 顕多
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会議録・要旨集 フリー

p. 93-97

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抄録

「経営の方向性提案に資する」特許分析について多く取組まれており、様々なパテントマップが提案され、特に『「課題」×「解決手段」のグラフ』は有用であることが言われている。一方、過去の開発の結果である特許情報から抽出される課題だけで、将来の方向性、つまり「将来取り組むべき課題」を示すことが本当にできるかについて懸念がある。そこで、特許情報以外の情報、特に顧客ニーズ情報も併せて分析することの重要性が多くの報文で指摘されている。しかし、経営者が容易に理解しやすい一望一覧型マップ作成までには至っていないようである。本研究は、課題設定に有効と思われる顧客ニーズに直結する「お客様の声情報」を利用し、かつお客様の声情報と特許情報を融合することで、将来取り組むべき課題をも含んだ「課題の網羅性」を確認・評価することができた。なお上記お客様の声情報とは、お客様から寄せられる生情報のことである。

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© 2013 独立行政法人 科学技術振興機構
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