抄録
新規用途開発の成否は優れたアイデアの発想が鍵となるので、その発想を支援する多くの提案・検討がなされていたが、今日なお主流となりうるような支援方法は見当たらない。効率的にアイデアを発想できる新規プロセスの実現をテーマに取り上げたOUGインターネット/ビジネス分科会において、アイデア発想の重要なステップである「資料の収集」などのステップに、発想の支援に優れた特徴を有するとされている JST のJ-GLOBAL を適用したアイデア発想支援システムを想定し、アイデア発想への効用が大きいことが推測できた。さらに、当該支援システムに Excel を用いた独自の工夫を加味して、絞込み検索の出力を可視化した結果、発想が豊富化し観点も多面化できる期待がもてた。