情報プロフェッショナルシンポジウム予稿集
第15回情報プロフェッショナルシンポジウム
会議情報

2018年7月13日(金)
技術情報を用いた他社コア技術の特定手法開発
三沢 岳志砂原 めぐみ田村 隆生三橋 敬憲矢部 悟
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p. 13-18

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抄録

技術戦略や事業戦略を策定する上で重要であるコア技術について、技術情報を用いて特定する手法を開発した。対象企業の特許情報からFIを技術区分としてコア技術領域を絞り込み、テキストマイニングでその候補を抽出した後、非特許情報を使って具体的にコア技術を特定する。具体的には、まず特許情報からFI内での生存出願シェアと自社引用比率を用いて絞り込みを行う。その後、当該FI内の特許出願明細書中の課題に着目してテキストマイニングを行うことにより、技術課題を抽出する。その上でFIと技術課題からコア技術を特定していく。最後に論文や雑誌、Webなどの広範な非特許情報を用いてコア技術の検証を行う。コア技術の抽出及び特定の手法としては、技術や特許に詳しくないスタッフでも利用可能と考えられることから有用な方法であると考える。さらに、この手法を使う際に留意すべき点も検討した。

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© 2018 一般社団法人 情報科学技術協会
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