「ロボット技術やICTを活用して超省力・高品質生産を実現する新たな農業(スマート農業)」が注目されている。本研究は、スマート農業に関する調査・分析を行い、スマート農業を活用して新規就農者を増やすためのサービスを提案することを目的とした。一般情報からは、新規就農者数が近年減少傾向にあること、就農者の約35%が3年で離職する実態や、農地の確保、技術習得/技術継承の難しさ、高齢化による労働力不足、低所得という課題が確認できた。そこで、我々はこれらの課題を解決することで、新規就農者を増やし、離職率を減らすことができると考えた。
農作業のうち、「農作業計画作成支援技術」、「将来予測技術による生産支援」、「販売支援」に注目して特許や一般情報の調査・分析を行うことで、新規就農者を増やすために必要なサービスを提案した。