情報プロフェッショナルシンポジウム予稿集
第20回情報プロフェッショナルシンポジウム
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日本語文献の引用索引データベースを作る
作成過程で浮上した課題とそれへの対応
狩野 修二岸 真由美佐藤 幸人澤田 裕子二階 宏之
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p. 67-71

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抄録

アジア経済研究所が取り組んだ研究プロジェクト「日本語による発展途上国研究に対する科学計量学的アプローチ」は、日本における発展途上国・地域研究の引用分析を行うことを目的としていた。日本語論文の引用索引データベースは存在しないため、プロジェクトでは『アジア経済』をソースとするデータベースの作成から始めることになった。本報告では、その過程で直面した課題と問題、およびそれへの対応を明らかにする。

データの入力においては、表記の統一やタイトルの特定が課題となった。分析を行うために被引用文献の種類を分類したが、明確に判別できないケースが少なからずあった。また、先行研究と資料を区別したが、両者の間に画然とした境界はなく、区分には曖昧さが残ることになった。

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© 2023 一般社団法人 情報科学技術協会
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