情報プロフェッショナルシンポジウム予稿集
第20回情報プロフェッショナルシンポジウム
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経済学及び経営学における学術論文の掲載雑誌の種別に関する調査
平井 克之上坂 明子
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p. 61-65

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抄録

人文・社会科学では、研究成果の公表媒体として、国内学会誌への論文掲載や書籍での出版が選択されがちである。一方で、Web of Science (WoS)での「経済学・経営学」において、近年、日本の論文数は増加している。経済学及び経営学において、論文を公表する媒体として国際誌が担う役割が大きくなりつつあると考えられるが、役割の大きさの程度については明らかでない。本研究では、経済学及び経営学における雑誌の種別ごとの構成比を可視化することを目的として、WoS収録誌、国内学会誌、大学紀要に2012年から2021年に掲載された論文数を調査した。その結果、WoS収録誌の論文数の割合は、2012年の6%から2021年は17%に高まっており、経済学及び経営学の研究成果の公表媒体に関して、WoS収録誌は一定の存在感を示す状況になっていると考えられる。

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