Open Science & Citizen Science時代において、IP Patent Information Scientistとして世界の海洋問題の課題の解を特許情報から探る。具体的には国連が定めたSDGsテーマに沿う社会的テーマとして、「海洋プラスチックごみの特許分析研究」を通して、社会貢献をしたい。更に具体的には、海洋プラスチックごみ問題を少なくとも観点10個の詳細技術領域に分けて、特許分析を行い、結論として「妄想案からスタートした何かしらのSmart Ship構想案が提示できないか」を検討した。その結果、「第八の大陸構想」に代替できそうな「都市型機能を有する海洋ごみ処理船舶」(仮称、妄想からスタートしたSmart Ship構想案)のアイディアを具体化できたので、一般口頭発表をしてご批判とご意見を頂きたい。日本には富士裾野市にSmart City構想(Woven City構想)が具体的に準備されつつあり、それを真似て「(仮称)Smart Ship構想案」と名付けた。
これからのIP Landscape研究会においては、SDGsに沿った具体的な社会的ニーズテーマに沿って市民技術者勉強会を運営し、何らかの提案型・ビジネスモデル型提言を行うことが求められる。IP Patent Information ScientistとしてCitizen Scienceを実践することが求められている。それを実感できた。当PDG部会の活動報告も兼ねて、発表する。
研究成果として、Backcast-IPL法にて将来を先読みした「海洋プラスチックごみから分別回収したプラスチックを救命道具類などの5つ製品にリサイクル製品化するビジネスモデル案」だけではなく、大型ごみ処理専用母船(Smart Ship)に関する5つの提言も行う。
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