パルス療法が奏効した非腎症SLEの小児例

荒田 敦; 神崎 晋; 大村 勉; 加藤 文徳; 荒木 文雄; 蓮岡 英明; 三宅 真砂子

doi:10.11261/iryo1946.39.997

荒田敦, 神崎晋, 大村勉, 加藤文徳, 荒木文雄, 蓮岡英明, 三宅真砂子

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キーワード: ループス胃腸症, パルス療法, 親子例

ジャーナルフリー

1985 年 39 巻 11 号 p. 997-1000

DOI https://doi.org/10.11261/iryo1946.39.997

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抄録

症例は12才の女児. 非腎症SLEとして, prednisolone 10mg/日投与中, 頻回の嘔吐, 下痢, 腹痛が出現した. SLEの胃腸症型の再発として, prednisolone 60mg/日に増量するも効果なく, さらに回盲部に圧痛を認めるため, 虫垂炎として開腹術を行つた. 虫垂はカタル性の変化のみで, SLEの血管炎によるものと考えた. 術後パルス療法を行い, 翌日より症状軽快した.

責任著者(Corresponding author)

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