国立札幌病院小児科
1990 年 44 巻 2 号 p. 143-147
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札幌市における乳児尿についての神経芽細胞腫マス・スクリーニングは1981年以来7年を経過し, この間22例発見治療し, 発見頻度は約5, 500人に1人とほぽ変わりなかつた. 病期は早いものが約80%を占めていたが, スクリーニング開始の前後で4才以下の総数は変わらずスクリーニングの効果があつたと考えられた. N-myc増幅は調べえたすべてでみられなかつたが, 核型はいろいろであり, 腫瘍の進展度も種々で, 発見された腫瘍が多様性に富んだ集団であることをおもわせた.
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