医療
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痙性斜頸の手術経験
徳永 隆司武内 重二竹尾 貞徳前川 宗一郎吉田 康洋池尻 公二
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キーワード: 痙性斜頸, 副神経
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1990 年 44 巻 2 号 p. 186-188

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抄録

4例の痙性斜頸の患者に手術療法をおこなつた. 全例において, C1C2レベルでの副神経根に対する血管圧迫は認められなかつた. 手術内容はC1レベルでの副神経切断を2例に, C1レベルおよび頸静脈孔レベルでの副神経切断を1例に, 頸静脈孔レベルでの副神経切断を1例におこなつた. 術後全例で症状の軽快をみたが, 痙性運動のない1例を除き, 3例では患者の満足度は充分ではなかつた.

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© 一般社団法人国立医療学会
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