医療
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右室内隔壁を認めたarrhythmogenic right ventricular dysplasia (ARVD) の1例
西村 恵理山佐 稔彦川原 英資岩崎 格中村 孝一宮原 嘉之河野 茂
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キーワード: 心室頻拍, 右室内隔壁
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1997 年 51 巻 3 号 p. 125-129

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抄録

症例は42歳の男性. 上腹部圧迫感. 嘔気, 嘔吐にて近医受診. 心電図上, 心室頻拍を呈しており, 体外式直流通電施行後, 洞調律に戻った. その後は無症状であったが, 精査目的で当科へ入院となった. 入院時の心電図は洞調律, 胸部X線ではCTR 48.2%, 血液生化学検査では異常を認めなかった. 心臓超音波検査では, 右室は拡大し, 右室内の心尖部寄りに隔壁を認めた. 右室造影で軽度の右室の拡大と心室壁運動低下がみられ, 胸部CT, MRIでは右室内の隔壁を確認した. 右室心内膜心筋生検で線維化と脂肪浸潤を認めARVDと診断した.

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