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前立腺癌スクリーニングにおけるFree/Total PSA比の有用性の検討
大木 隆弘門間 哲雄石橋 章彦斉藤 史郎
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1999 年 53 巻 8 号 p. 510-514

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抄録
54例の前立腺肥大症患者と51例の未治療前立腺癌患者の血清遊離型prostate specific antigen(Free PSA)と総PSA(Total PSA)を測定し前立腺癌スクリーニングにおけるFree/Total比(F/T比)の有用性を検討した.
全症例の検討にて, F/T比は前立腺肥大症群に比べて前立腺癌群の方が有意に低値を示した(p<0.0001). 4<total PSA≦20の症例についてreceiver operating characteristic(ROC)分析をすると, F/T比の曲線下面積(=0.7716)はtotal PSA単独の曲線下面積(=0.5564)より高値であり, F/T比はtotal PSA単独に比べて診断精度が高いと考えられた. 4<total PSA≦20の症例においてF/T比の至適カットオフ値は15%に設定され, このとき感度84%, 特異度61%であった. 以上より, F/T比はPSAが軽度上昇した症例の前立腺癌スクリーニングにおいて有用であると考えられた.
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© 一般社団法人国立医療学会
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