抄録
本論では,デジタルカメラ用撮像素子に関して特徴的な動作を中心に求められている性能やキーになっている技術に関して解説する.コンパクトデジタルカメラで広く使われているCCD撮像素子が年々高まる解像度に対してどのような技術で進化してきたか,またビデオカメラにはなかった機能をどのような工夫で組み込んだかに焦点をあてた.また,近年デジタル一眼レフや携帯電話で広く使われるようになったCMOS撮像素子についてもCCD撮像素子との違いという観点から触れた.具体的にはデジタルカメラでは必須のモニターモード,動画撮像という機能,基本性能である感度,SN比,撮像素子の駆動,信号処理やカメラレンズと光学特性を整合させる撮像素子の技術をテーマとして取り上げ分かりやすく解説した.