日本画像学会誌
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原著論文
画素サイズと輝度分布が輪郭強調条件に与える影響
成 紅梅江 滋晴星野 坦之
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2010 年 49 巻 2 号 p. 74-79

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抄録
画像の鮮鋭さは画質において重要な要素である.画像システムにおいて輪郭強調は画像の鮮鋭さを向上させるために広く用いられている.本研究では画素サイズおよび輝度の分布が,輪郭強調の最適条件に与える影響について,主観評価により検討されている.画素サイズが大きくなるにつれて,ラプラシアンの強調度合いが小さくても輪郭強調効果があることを明らかとし,人間の視覚特性から説明している.輝度分布が広がると最適輪郭強調条件が弱い強調度合側に移ることを得ている.
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© 2010 一般社団法人 日本画像学会
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