抄録
本稿では,近年めざましく発展している電子写真シミュレーションの最近の動向を紹介する.開発期間短縮,高画質,小型化,低コストのため,製品開発にシミュレーションが活用され始めてきた.特にコンピュータの飛躍的な性能向上により,かつては不可能と思われていた計算がパソコンで実現可能となった.また1次元,2次元,3次元と解析次元が進むことでより実践的なシミュレーションが可能となり,帯電・露光・現像・転写・定着・クリーニング・紙搬送・トナー付着力など電子写真のあらゆる課題にシミュレーションが適用されている.本稿では,感光体周囲のプロセスの事例を中心に紹介していく.