日本画像学会誌
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Imaging Today
高深さ分解能光コヒーレンストモグラフィ
山田 和朗
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2013 年 52 巻 3 号 p. 219-224

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抄録
本稿では,光コヒーレンストモグラフィ (OCT) に関して,その特徴,光のコヒーレンス性,TD-OCT,FD-OCT (SD-OCT,SS-OCT),深さ分解能について説明する.特に,FD-OCTの2形態である,SD-OCTとSS-OCTに対して,その共通点と相違点を明確にして,各々の構成図に基づいて概説を行なった.OCTの特徴は,他の断層像計測方式と比較して,深さ分解能が高く (数µm~数十µm),微弱な近赤外光を用いるため生体に非侵襲であることである.眼科においては,眼底の断層像や3D像を撮影することができて,眼底表面から観察できない早期の浮腫などを発見できることや,層構造をなす眼底網膜の厚みを正確に計測することができて,疾患の進行を診断できるため,近年,診断に必要不可欠な装置となっている.
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© 2013 一般社団法人 日本画像学会
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