日本画像学会誌
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Imaging Today
中間転写ベルトの開発による高画質化への挑戦
西浦 直樹
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2016 年 55 巻 2 号 p. 221-226

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抄録
グンゼ株式会社では,1989年にポリカーボネイト製中間転写ベルトを製品化して以来,顧客ニーズに基づいた転写ベルトの開発と性能向上に取り組んできた.電子写真で高画質化を実現する上で,転写プロセスでは,感光体上に形成されるトナー画像を劣化させることなく,中間転写ベルトに重ね合わせた後,一括して多種多様の用紙に転写する技術が要求される.グンゼが開発したG2XCベルトは,電荷の帯電安定性と除電を適切に行えることができ,並びに長期間安定して高品位の転写画像を得ることができることを示した.本報告では,画像劣化現象について基盤技術による解説を交えながら,実際のいくつかの材料技術でどのようにして画像劣化を抑止したかを述べた.
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© 2016 一般社団法人 日本画像学会
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