2021 年 60 巻 2 号 p. 162-168
製品の高機能化·多様化が進む中,設計品質の向上,高効率化を目的としたモデルベース設計 (MBD : Model-Based Development) が着目されている.物理モデルを用いて設計することにより,商品開発ステップの初期段階での設計品質が向上し,設計のフロントローディング化が可能となる.電子写真システムにおける定着プロセスについて,本手法を用いて設計を行った.伝熱のみでなく,トナーの粘弾性に着目したモデルを構築することによって従来よりも詳細な設計がモデル上で可能となった.本稿ではこれらの内容について,モデル化·設計·検証の一連の取り組みを報告する.