日本画像学会誌
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Imaging Today
金属積層造形技術の最新動向と今後の展開
京極 秀樹
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2021 年 60 巻 4 号 p. 333-342

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抄録

積層造形 (additive manufacturing, AM) 技術は,従来の加工法では難しい形状の製品を製造できるとともに,機能性を付与できることから新たな加工法として注目されている.加えて,デジタル·マニュファクチャリング技術であるため,将来の“スマートファクトリー”における重要な加工技術として認識されている.本稿では,金属AM技術のうち粉末床溶融結合 (powder bed fusion, PBF) および指向性エネルギー堆積 (directed energy deposition, DED) 方式の装置開発ならびに材料開発の最新動向について紹介している.また,最近の金属AM技術の研究開発動向について概要を述べるとともに,PBF-LB (laser beam) 方式におけるモニタリング技術開発の動向について,著者らの研究も含めて紹介している.終わりにAM技術の将来展望について述べている.

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© 2021 一般社団法人 日本画像学会
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