日本画像学会誌
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論文
ポリピロール-ITO導電性インクの創製
次田 将大前田 秀一
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2021 年 60 巻 4 号 p. 326-331

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抄録

導電性部としてポリピロール,分散剤としてインジウムスズ酸化物 (indium tin oxide, ITO) ナノコンポジット粒子を使用した導電性ナノコンポジットインクを創製した.ポリピロールとITOのナノコンポジットは水中で凝集するポリピロールを水中に安定してコロイド分散させることに成功した.ポリピロール-ITO導電性インクを合成するには水50g,ピロール0.5mLに対し,少なくとも0.5w/v% (質量体積分率) の初期ITO濃度が必要であった.ポリピロール-ITO導電性インクは界面活性剤を使用せずにコロイド分散した為,電気安定化のメカニズムで分散したと考えられる.ポリピロール-ITOナノコンポジットの導電度はポリピロールと同等の値を示した.室温乾燥させたポリピロール-ITO導電性インクは,柔軟な紙基板上で導電性を示した.

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© 2021 一般社団法人 日本画像学会
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