日本画像学会誌
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Imaging Today
Pro C9500に搭載された摺動定着技術について
湯淺 周太郎青木 悠貴小川 禎史窪田 啓介菅原 祥樹徳田 哲生
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2025 年 64 巻 1 号 p. 54-60

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抄録

RICOH Pro C9000シリーズは,商用印刷市場においてオフセット機からデジタル機への移行を促進するフラッグシップ機として位置づけられている.C9200シリーズでは,坪量52.3 g/m2までの対応を実現していたが,辞書やチラシなどの印刷物においては,坪量がさらに低いニーズが存在し,幅広い印刷物への対応が求められていた.

最新モデルであるRICOH Pro C9500は,定着方式に新たな構成である摺動定着方式を導入している.この方式は摺動パッドと加圧ローラを用いてニップ部を形成し,品質の向上を図っている.特に薄紙におけるシワや合成紙の波うちによる光沢ムラの改善が実現されており,坪量40 g/m2までの対応を実現した.また,方式変更に伴い新たな課題として耐久性が挙げられるが摺動シートとオイル塗布機構の導入により解決されている.これらの独自の摺動定着技術により,多種多様なメディアへの対応と高い生産性を実現している.本稿では,この定着技術の詳細について紹介する.

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