2025 年 64 巻 2 号 p. 193-199
本稿では,モデルベースデザインに基づく印刷過程の熱設計において,今後何が期待されるかについて議論する.熱回路網法に基づくプラントモデルを用いた電子機器の熱設計は,何も新しい考え方ではない.一方,多様化した消費者のものづくりへの要求に,設計要素を自在に考え,冒険的な製品設計の探索が求められる.印刷プロセスの根幹を担う伝熱プロセスに対し,熱設計はどのように向き合うべきか,熱回路網法はそのヒントを与えている.直近での熱設計一般で顕在化している課題,印刷プロセスにおける伝熱プロセスの分析事例を紹介し,設計のフレームワークの理想像を考える.