日本画像学会誌
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Imaging Today
貧溶媒液中乾燥法を用いたペロブスカイト含有水系高分子微粒子インクの開発
影山 凱紀菊地 守也高橋 茂樹川口 正剛榎本 航之
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2026 年 65 巻 1 号 p. 72-79

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抄録

近年,高い発光量子収率や可変バンドギャップなどの優れた発光特性を示すコロイドセシウムハロゲン鉛ペロブスカイトナノ結晶(CsPbX3NCs)が注目されている.CsPbX3NCsは配位子修飾によって有機溶媒に分散可能であるため,インクとしての利用が期待されている.しかし,CsPbBr3NCsはイオン結晶であり,極性溶媒に触れると容易に分解し消光するため,水を利用した応用が難しいことが課題であった.本研究では,CsPbBr3NCsと同じ構成元素で直方晶型のCs4PbBr6NCsに注目した.Cs4PbBr6NCsは有機溶媒と水との界面においてCsPbBr3NCsへと変換するユニークな特徴を有している.本研究では,CsPbBr3NCsの水中での安定性の向上を目的として,貧溶媒ミニエマルション液中乾燥法を用いてCsPbBr3NCsがポリスチレンでカプセル化された微粒子水分散体を調製する手法を開発した.得られた水系インクは極めて耐水性が高く,水中で少なくても300日以上安定であった.

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