電子写真学会誌
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高精細フルカラー画像の画素数,圧縮率と画品質の最適値に対する一考察
定方 徹面谷 信星野 坦之
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1993 年 32 巻 2 号 p. 94-99

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抄録
画素数の異なる高精細フルカラー画像をJPEGべ一スラインシステムを用いて一定の情報量にまで圧縮したとき,JPEG圧縮率と表現画素数の組合せに,最適な画品質を与えるピークが存在することを示した.今回,画素数が異なる5種類の画像を用意し,JPEGべ一スラインシステムを用いて圧縮,復号し,同一の大きさで印刷したものについて5段階の主観評価を行った.このとき,情報量を320KBにした画像において,画素数1024×1280画素,圧縮率1/16のときに評価値が最適な画品質ピーク(MOS>4)に達した.また,画品質は落ちるが,情報量を80KBにした画像においても画素数512×640画素,圧縮率1/16のとき,最適な画品質ピーク(MOS<2)になる.この結果はJPEGべ一スラインシステムの圧縮系が非線形であることと,画品質の知覚が画素数に対して非線形であることの2つの要因によるものと思われる.
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© 1993 一般社団法人 日本画像学会
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