電子写真学会誌
Online ISSN : 1880-5108
Print ISSN : 0387-916X
ISSN-L : 0387-916X
論文
2成分現像剤の帯電特性に関する研究(第1報)
—キャリア表面特性の影響—
李 源渉高橋 恭介
著者情報
ジャーナル フリー

1998 年 37 巻 2 号 p. 167-174

詳細
抄録

2成分現像剤の摩擦帯電メカニズムについて新しい提案1)があり,この2成分現像剤のトナー帯電メカニズムはトナー比電荷q/mのトナー混合比(Ct)依存性を検討することにより得られる.この新しいモデルを幾つかのトナーとキャリアを用いて一般的に適用可能かの検討を行った.また,キャリアの表面処理による帯電可能なサイト数が変化した場合にトナー比電荷q/mのトナー濃度依存性にどのように影響を与えるかの検討を行った.
数種類の表面特性の異なるキャリアのトナー帯電量の混合比依存性を検討した結果,キャリア表面の特性に依存した帯電特性を得た.フェライトキャリアの場合には使用した数種のトナーに対してすべてq/mはトナー濃度依存性を示さない(Type I).一方,鉄粉キャリアの場合には,すべてq/mはトナー濃度依存性を示した(Type II).シリコーン被覆フェライトキャリアの場合はType Iが保持されるものとType IIに変化するものがあり,フッ素被覆フェライトキャリアの場合はType IとType IIの中間の挙動を示す(Type III).

著者関連情報
© 1998 一般社団法人 日本画像学会
前の記事 次の記事
feedback
Top