単一矩型パルス法を用いて、各種刺激に対する応答、バイオフィードバック、イメージ早期や瞑想、気功、禅などの種々の精神活動に伴う生体変化を測定して興味ある結果を得た。熱輻射の刺激実験からは自律神経関連のパラメータAPが交感神経緊張で増加するのが確認された。視聴覚刺激やイメージ想起では刺激や精神作用による中枢の変化が自律神経などを介して伝わった末梢で検出された。また、集中や瞑想の深さ、および自己制御の程度も単一矩型パルス法で測定できた。精神性の強い技能における発達段階もこの方法で区別のつく場合があると考えられる。