抄録
本研究では、相対性理論の観点から、生命エネルギーのメカニズムに関する一考察を行うことを目的とした。人間生命体は、超高度な複雑系原子配列調和物質であるが、その自己組織的存在は負のエントロピー的性質を示している。ここでは、人間の生命エネルギーのメカニズムとして二つのモデルを提案した。第一のモデルは、ν>mc^2/h(l-v^2/c^2)^<1/2>で表される高周波数νを有する微細な波であるモデルであり、第二のモデルは、微細波の運動が光速を超える負の時空間に属し負のエントロピーを有するモデルである。今後さらに詳細なメカニズムの検討が期待される。