抄録
本研究では、相対性理論・量子論・不確定性原理の観点から、予知のメカニズムに関する一考察を行うことを目的とした。人間の意識のメカニズムは、現代物質科学では解明されていないと考えられるため、ここでは人間の意識が存在する意識場を仮定した。この意識場は光速で未来の時空間に移動し、未来の時間に生じる事象を感知し、その後負のエネルギーにより維持された微小サイズのワームホール通過により過去に戻る。意識場は原子で構成される物質ではなく、ある特定の超高周波振動数を有する微細な波であるためにワームホール通過が可能であると考えられる。予知のメカニズムは、時間と空間が調和した量子重力理論の完成によって、より説明可能になるであろう。