国際生命情報科学会誌
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21 巻, 1 号
選択された号の論文の78件中1~50を表示しています
表紙
編集委員会・著作権
目次
ISLIS
プロファイル
Human PSI Forum報告
  • 渥美 和彦, 山本 幹男, 長谷川 洋作, 伊藤 正敏
    原稿種別: 本文
    2003 年21 巻1 号 p. 18-36
    発行日: 2003/03/01
    公開日: 2019/05/01
    ジャーナル フリー
    国際生命情報科学会(ISLIS)と財団法人未来工学研究所の主催で、Human PSI Forum, "Human Potential Science" International Forum『潜在能力の科学』国際フォーラム-物理・生理学的アプローチ-joint with「こころと体の不思議」国際フォーラムand第14回生命情報科学シンポジウム(国際版)を日本の千葉市幕張OVTAで2002年8月22日-27日に、450名、9カ国からの参加を得て開催し、成功した(予稿は、Journal of ISLIS, Journal of International Society of Life Information Science Vol.20, No.2, 2002に掲載)。2004年8月には、この成果を発展させる国際フォーラムのソウルでの開催が計画されている。
第3回学会賞報告
原著論文
  • Hak-Soo SHIN, Jung Dae KIM, Kwang-Sup SOH, Byung-Doo KWON, Sang Yong C ...
    原稿種別: Article
    2003 年21 巻1 号 p. 42-49
    発行日: 2003/03/01
    公開日: 2019/05/01
    ジャーナル フリー
    We measured the bio-magnetic field emitting from palm during Qi emission. Among the eleven Qigong trainees two subjects emitted strong magnetic fields of a hundred nT order during the emitting time interval. We present the real time data and also analyze characteristic features by the methods of variance, windowed Fourier transform, and wavelet transform. The characteristic frequencies are on a broad band between 0.1 Hz and 4 Hz.
  • Xumei WANG, Mahito KIMURA, Michio HADA, Yasunori NAKAJIMA, Takao MORI, ...
    原稿種別: Article
    2003 年21 巻1 号 p. 50-57
    発行日: 2003/03/01
    公開日: 2019/05/01
    ジャーナル フリー
    Background : In psychology, hypnosis is classified into three stages : movement control stage (stage 1), sensory control stage (stage 2), and memory control stage (stage 3). However, this has not been verified scientifically. Therefore, we studied the cognitive ability, event-related potentials (ERPs), during different stages of hypnosis. Methods : There were two female subjects. One was of high hypnotizability and the other of low hypnotizability. ERP was elicited by a two-tone auditory discrimination task, recorded with 28 electrodes. The Global Field Power (GFP) and the Current Source Density (CSD) of the N100 and P300 components were calculated from the acquired brain waves. Results : Compared to prehypnosis, the amplitudes of N100 and P300 of the highly susceptible subject increased, but there was no difference among the three stages in hypnosis. For the lowly susceptible subject during hypnosis, the GFP of N100 increased in stages 1 and 3. The GFP of P300 increased slightly in stage 1, but decreased in stages 2 and 3. For the subject with low hypnotizability, we thought that in stage 2 the frontal source had attenuated. Conclusion : The hypnotic state in a highly hypnotizability subject may be related to a near condition of relaxation, and the hypnotic state in a low hypnotizability subject may be related to a near condition of a tense state. The selective attention and cognitive ability increased during hypnosis in the highly hypnotizability subject, but decreased in the low hypnotizability subject. In addition, the disappeared subcomponent of 1 or 6 of N100 components in the low hypnotizability subject may be related to attention shift.
  • Wei-guo HUA, Wei-zong CHU, Xian-yong LIU, Hui-ju CHEN, Yu-ying WANG
    原稿種別: Article
    2003 年21 巻1 号 p. 58-64
    発行日: 2003/03/01
    公開日: 2019/05/01
    ジャーナル フリー
    According to the characteristics of energy metabolism of tumor, we examined the effect of "Ban-Pi-Gu" on 182 mice transplanted with S_<180> ascitic tumor. "Ban-Pi-Gu" is a half dietary restriction, and it includes changes of formulary diet too. The result was obviously prolonging mean surviving days (P<0.05-0.001), improving living quality and decreasing blood sugar level.
  • 陳 偉中, 張 〓, 濡木 淳子, 王 鳳桐, 原口 鈴恵, 小竹 潤一郎, 小久保 秀之, 山本 幹男
    原稿種別: 本文
    2003 年21 巻1 号 p. 65-78
    発行日: 2003/03/01
    公開日: 2019/05/01
    ジャーナル フリー
    気功の生理測定において、気功鍛練者の発気手の母指球部位における皮膚表面温度ならびにそれと前額正中部表面温度との相関性に関する解析的な研究はこれまでほとんどされていない。本研究では、母指球でも発気できるという気功鍛練歴約40年の熟練者の発気課題時における手掌および前額正中部の皮膚表面温度変化を測定・解析した。その結果、発気手の母指球と前額正中部との間に、発気課題期間の真中の1分間における平均温度変化率については有意差(p<0.01)と強い負の相関(r=-0.91)があったことを初めて明らかにした。しかし、左右労宮の間には有意差と相関が見られなかった。また、発気課題と対照課題期間の真中の1分間における平均温度変化率を比較した結果、右手の母指球(p<0.05)と前額正中部(p<0.001)部位においては有意差があり、通常に発気部位と考えられている人差し指と左右の労宮においては有意差がなかった。
第15回生命情報科学シンポジウム
  • 原稿種別: 付録等
    2003 年21 巻1 号 p. 79-
    発行日: 2003/03/01
    公開日: 2019/05/01
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: Appendix
    2003 年21 巻1 号 p. 80-84
    発行日: 2003/03/01
    公開日: 2019/05/01
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    2003 年21 巻1 号 p. 85-88
    発行日: 2003/03/01
    公開日: 2019/05/01
    ジャーナル フリー
  • 山本 幹男, 河野 貴美子
    原稿種別: 本文
    2003 年21 巻1 号 p. 89-90
    発行日: 2003/03/01
    公開日: 2019/05/01
    ジャーナル フリー
    第6回国際新科学シンポジウム(Minaisa Club主催)参加のため韓国ソウルを訪問。ソウル大学、延世大学、Pochon CHA代替医療大学院、三星(サムソン)総合技術院、韓国脳科学研究所などの研究機関を視察し、韓国の潜在能力や代替医療関連の研究者との交流を深めた。
  • 町 好雄, 劉 超, 河野 貴美子
    原稿種別: 本文
    2003 年21 巻1 号 p. 91-99
    発行日: 2003/03/01
    公開日: 2019/05/01
    ジャーナル フリー
    メノー派足寄キリスト教会に属する十字式健康法の治療における効果について施術者と患者2名の双方の生理的な測定を行なった。この治療は気の力を利用した治療と言われているが、我々は以前に測定を行なったが今回はさらに精密に測定を行なった。それで、我々の生理測定を使って気を分析する技術を用いこの方法の解明を行なった。生理計測を行なうことでこの方法を解明することを行なった。その結果、施術者が背骨付近を手で数度叩く治療(本当に打つのではなく、気のパワーを与える)により自律神経系に影響を与えることがわかった。1人の20才台の男性患者は心電図のデータから、副交感神経系が優位になっている患者であった。また、もう一人は70才台の女性患者で交感神経系が強くなっている患者と考えられる。この治療によりそれぞれ患者は良い方向に変化していることが認められた。また、両者とも背中を叩く治療の前の直前に、R点電位が変化を始めていることが確認された。これは、すでに気の治療を受けていて、背中を打つ必要がないのではないかと考えられる。多分、これが気の治療と考えられる。
  • 河野 貴美子, 町 好雄, 劉 超
    原稿種別: 本文
    2003 年21 巻1 号 p. 100-105
    発行日: 2003/03/01
    公開日: 2019/05/01
    ジャーナル フリー
    背骨の歪みをすばやく矯正することにより、全身の健康を実現するという健康法実施中の施術者と受け手における脳波の同時測定を行い、主として施術前後の安静閉眼時における解析を行った。後頭中央部に対する前頭中央部のα波平均振幅比(Fz/Pz)は、施術者においては安静時からすでに大きく、施術をイメージした時には明らかに大きくなった。受け手は施術前の方がこの比が大きい傾向があったが顕著な差はない。集中を表す後頭に対する前頭α波の位相ずれ時間は、施術者では施術直後の安静時に短く、施術における集中が窺えたのに対し、受け手は受ける前の方が集中している様子であった。α波の周波数は施術者、受け手共に施術後に速くなり、施術による動きやイメージに伴う脳の働きの影響が示唆された。瞬間的な施術がもたらす受け手への直接効果、また施術中も含めた両者の脳波の経時的な検討は今後の課題と考えられた。
  • 穴見 公隆, 張 トウ, 森 健之, 小林 由佳, 田中 富美子, 松田 博史, 斎藤 治
    原稿種別: 本文
    2003 年21 巻1 号 p. 106-109
    発行日: 2003/03/01
    公開日: 2019/05/01
    ジャーナル フリー
  • 小久保 秀之, 原口 鈴恵, 小竹 潤一郎, 世一 秀雄, 陳 偉中, 張 トウ, 王 鳳桐, 濡木 淳子, 古角 智子, 福田 信男, 山 ...
    原稿種別: 本文
    2003 年21 巻1 号 p. 110-114
    発行日: 2003/03/01
    公開日: 2019/05/01
    ジャーナル フリー
    筆者らは過去数年にわたり、対人遠隔作用における受信者の各種生理反応と、送信動作時刻と受信動作時刻の時間差を研究してきた。本研究では、信号検出理論を用いて、対人遠隔作用実験における受信者の信号弁別力の指標を推定した。実験は1試行10秒とし、受信者は送信者からの信号の有無を判断した。熟練武道家4人(男性3人、女性1人)を被験者として計1280試行実験した結果、全的中数は668試行(p=0.0588,片側)となり、受信者の弁別力指標d'の平均値は0.092で、95%信頼区間は[0.167,0.016]であった。このことから、対人遠隔作用の信号の有無の弁別は、通常の感覚刺激の弁別に比べて非常に困難であることが確認された。
  • 内田 誠也, 上野 正博, 菅野 久信, 新田 和男
    原稿種別: 本文
    2003 年21 巻1 号 p. 115-119
    発行日: 2003/03/01
    公開日: 2019/05/01
    ジャーナル フリー
    本研究の目的は、外気施術者の熟練度と施術を受けた被験者の自律神経機能との間の相関について研究した。施術者は3群に分けられた。グループA(n=10)の施術者は、医者および鍼灸師、看護師の群であり、グループB(n=12)は診療所や在宅ケアでボランティアとして施術を行っている群、グループC(n=7)はグループAおよびグループB以外の群である。健康な被験者がグループA(n=23),B(n=18),C(n=14)の施術者より外気を受けた。HFおよびLF/HFが外気照射前中後に関して被験者の心電図のR-R間隔をWavelat変換で解析して求められた。対照実験として、うつ伏せの状態(n=19)と座った状態(n=12)のHFおよびLF/HFが解析され、外気による変化と比較された。その結果、グループAの施術を受けている最中HFが有意に増加し、その変化はグループCの変化より有意に効果であった。
  • 李 強, 松浦 義昌, 坪内 伸司, 李 啓明, 清水 教永
    原稿種別: 本文
    2003 年21 巻1 号 p. 120-130
    発行日: 2003/03/01
    公開日: 2019/05/01
    ジャーナル フリー
    本研究は、少林内功試行における熟練度が生理的反応に及ぼす影響について、未熟練者と比較し検討した。対象者は、57歳の少林内功修練年数40年以上の熟練者1名と、22〜26歳の少林内功修練年数1年未満の者4名でいずれも健康な男性である。少林内功試行中の主な生理的指標は、心拍数、酸素摂取量、呼吸数、呼吸相、酸素飽和度、総Hb量、末梢皮膚血流量及び下肢筋電図とした。熟練者の試行時末梢皮膚血流量は、安静時に比べ10%〜25%減少した。未熟練者の脳酸素動態は、顕著な変化が認められなかった。下肢筋電図は、熟練者については大腿直筋についてのみ筋放電が認められた。未熟練者では、大腿二頭筋についても放電が認められ、異なるパターンを示した。呼吸数及び呼吸相についても、熟練者と未熟練者間で、異なるパターンを示し、呼吸法の相違が認められた。以上のことから、熟練者と末熟練者における下肢参加的群の違いから、少林内功の姿勢維持には熟練が必要であることが示唆された。つまり、少林内功試行の熟練度を反映する生理指標は、呼吸パターンと下肢筋の筋放電パターンであると結論づけられる。
  • 町 好雄, 劉 超, 藤平 光一, 石崎 俊明, 浜岡 勤, 古田土 節夫
    原稿種別: 本文
    2003 年21 巻1 号 p. 131-137
    発行日: 2003/03/01
    公開日: 2019/05/01
    ジャーナル フリー
    心身統一合気道において正面打ちという護身術があり、誰かが打ち込んでくるのを一瞬早く察知して防御を行なう。これは気であると言われているがこの気とはどのようなものかを生理的な方法で調べた。その結果、脳波的には前頭葉に電位が強く表れ集中した状態に入っており、何かを察知するとさらにその電位の上昇と前頭葉での活動領域が広まっていることがわかった。また生理データにもGSRやR点電位にも表れていることが分かり、実際にはまだ打ち込んでいないにも係わらず、約3秒前にそれらに変化が表れていることを示した。
  • 吉田 勝志, 青木 孝志, 足達 義則, 吉福 康郎
    原稿種別: 本文
    2003 年21 巻1 号 p. 138-145
    発行日: 2003/03/01
    公開日: 2019/05/01
    ジャーナル フリー
    ゲイジ場発生装置が放出する波動ETC(emission from a toroidal coil system)をマウスに照射し、照射群(3mA群、5mA群)と対照(非照射)群との間のスタミナ差を検討した。餌の量が不足した状態で、量の変化はマウスの直腸温によく反映した。無動時間は,直腸温が低下すると増加する傾向を示し、直腸温の最も低い11日目に最も増加した。無動時間の平均値は、今回実施した5分間の照射時間では3群の間に統計的な有意差を生じなかった。先の報告と合わせて検討した結果、低下した体力に効果的な照射時間は10分以上であると推察される。電流依存性は、照射時間の不足から明らかにできなかった。直腸温の上昇は、マウスの死体では生じず生体で生じた。これは、ETCがマウスの自律神経系に作用することを意味する。
  • 青木 孝志, 藤井 隆司, 足達 義則
    原稿種別: 本文
    2003 年21 巻1 号 p. 146-150
    発行日: 2003/03/01
    公開日: 2019/05/01
    ジャーナル フリー
    ラベンダーの匂いの検出のための基礎的研究として、ラベンダーの匂いに暴露した水晶振動子の電気的特性(インピーダンスZおよび共振周波数f)の変化の振舞いを検討した。AT-cut水晶振動子の表面にラベンダ感応膜として漆を塗布した。これを空気中で飽和したラベンダの匂い分子に暴露したときのZの変化率&Irtri;Z/Zは、最大で4.5×10^<-2>であった。しかしfの変化率は2.8×10^<-7>以下と考えられた。本実験結果は、fの変化ではなく、Zの変化からLavender Fragrance Detectorができる可能性を示唆した。
  • 西本 真司
    原稿種別: 本文
    2003 年21 巻1 号 p. 151-158
    発行日: 2003/03/01
    公開日: 2019/05/01
    ジャーナル フリー
    代替・補完両方での治療の選択枝が欧米では広がりをみせ、診療率も高まってきている。日本の現状としては、現存西洋医学的な治療が一般的で、手術、薬剤、放射線などがまず行われることが多い。今回、代替・補完療法として、エネルギー照射水、水晶など使用したヒーリングで、まず症状が消失し、外科的な処置をせずに腫瘍が消失した症例を2つ報告する。前回の報告では、脳波や気流変化を中心に疼痛が改善したものを報告したが、何故、腫瘍消失までの改善がみられたかを考察、報告したい。
  • 渡辺 恒夫
    原稿種別: 本文
    2003 年21 巻1 号 p. 159-165
    発行日: 2003/03/01
    公開日: 2019/05/01
    ジャーナル フリー
    明晰夢(夢の中で夢であることを気付く夢)が実際に生じることが、実験的に検証された。4名の被験者が、夢見ていると気付いた時に夢の中で特定の行動をとることにより、ポリグラフ上に観察しうる合図を送り出すことに成功したのだった。うち2名はレム睡眠中に、他の2名は段階1中に合図を送信した。次に、明晰夢の起こる心理的条件を発見するために、明晰夢に関する質問紙を作成し、「アイゼンク人格目録」および「菅原の自意識尺度」と共に大学生を対象として調査を実施した。その結果、明晰夢経験頻度と人格特徴の間にはいかなる有意な関係も見出されなかったが、自意識尺度中の「私的自意識」の得点との間には、有意な正の相関が見出された。この結果は、多くの人々が、その人格特徴のちがいにかかわらず、私的自意識を日常生活の中で強化するような訓練を積むことによって明晰夢を見る能力を高めうるということを、示唆するものと思われる。
  • 樋口 雄三, 林 義貢, 張 永祥, 樋口 博信
    原稿種別: 本文
    2003 年21 巻1 号 p. 166-169
    発行日: 2003/03/01
    公開日: 2019/05/01
    ジャーナル フリー
    中国の高名な気功師,張永祥老師の協力を得て遠隔送気時における送信者と受信者との対応関係について同時ビデオ撮影により検討した。送信者は中国沈陽市郊外の公園から30分間遠隔送気し、受信者が約35km離れた沈陽市内のホテルで受信した。最初、気功師が送気を始めても受信者は何ら応答せず、送気7分20秒後に右手の指が動き、10分後に右手を回す動作がみられ、その後右脚が動き出し、左脚も同時に激しく振動し始めた。気功師の遠隔送気停止後もこの振動は継続したが、徐々に弱まり10分30秒後に停止した。遠隔送気により受信者は何らかの情報を受け取っており、それが受信者にしばらく残存する現象が認められた。
  • 福岡 明, 小山 悠子, 福岡 博史, 上田 恵里子, 山本 光祥, 貴田 晞照, 吉村 ひろ子
    原稿種別: 本文
    2003 年21 巻1 号 p. 170-175
    発行日: 2003/03/01
    公開日: 2019/05/01
    ジャーナル フリー
    〔目的〕外気功を含めたCAMを積極的に併用することによって、腫瘍の縮小を見た2例について報告する。〔症例I〕A.F.76才♂歯科医師結腸腫瘍自覚的症状無くB.D.0-ring Testにて下行結腸に腫瘍の共鳴あり。内視鏡検査、組織検査にて同部に2.5cm程度のTubular Adenoma(Group3)を確認。その後、約2ヶ月外気功を含めたCAMの併用後、腫瘍が約1cmに縮小し、内視鏡的切除を可能にした。〔症例II〕M.Y.59才♂医師転移性肝内腫瘍排便異常、体重減少を主訴。内視鏡検査にて、大腸悪性腫瘍(ClassV)、画像診断により肝への転移を認める。大腸腫瘍切除手術後、約9ヶ月間、化学療法を施行。その後、外気功を併用し、画像診断により、肝転移性癌腫瘍の縮小傾向良性化が認められた。〔症例III〕T.S.42才♂会社員脳動脈瘤1999年8月2日交通事故の後遺症にてMRI・脳血管造影により動脈瘤2ヶ所を認めた外気功の併用にて動脈瘤の縮小、血流の改善をみた。〔結論〕以上、外気功を併用し、経過良好の3症例について報告する。
  • 町 好雄, Chao LIU
    原稿種別: 本文
    2003 年21 巻1 号 p. 176-187
    発行日: 2003/03/01
    公開日: 2019/05/01
    ジャーナル フリー
    特別な能力者王強は手元から離れた所にある、特製の封筒に入れてある紙に字を書き込む実験を行った。すなわちこの能力者は念じるだけで封筒の中の紙に記入した。我々は、この時の生理測定と物理的な測定を行なった。残念なことに、このような現象は今までの概念では出来ることではないが、我々は何回も実験を行なってきた。その実験毎に次第に難しくしてきたが、今回は物理的な実験も合わせて行なった。彼女がどのようにして成功したかについてはまだ、説明できない。そこでこの報告は、生理的な立場と物理的な立場で、どのような現象であるかを調べたものである。その結果、生理的には呼吸を制御して、自律神経系の調整を行なっていることが分かった。脳ではこの現象を実行できたと考えられる時間に、右前頭葉と右頭頂葉に通常より強い脳波電位が瞬間的に表れることが分かった。この瞬間に封筒の中に書き込んだものと考えられる。
  • 山本 幹男, 小久保 秀之, 世一 秀雄, 河野 貴美子
    原稿種別: 本文
    2003 年21 巻1 号 p. 188-196
    発行日: 2003/03/01
    公開日: 2019/05/01
    ジャーナル フリー
    筆者らは、2002年11月11日-20日まで、モスクワを訪問し、関連研究機関の視察・研究交流、学会・セミナーヘの参加・発表を行った。これまで、日露間の研究情報の流通はあまり活発ではなかった。しかし、ロシアには日本や欧米に無い独創的な研究がある。日本の研究を一層発展させる上でも、ロシアとの国際協力や研究交流が必要不可欠である。
  • 具 泰會, 申 尚勳, 尹 吉源, 具 〓書, 朴 〓用
    原稿種別: 本文
    2003 年21 巻1 号 p. 197-200
    発行日: 2003/03/01
    公開日: 2019/05/01
    ジャーナル フリー
    私たちは,人体に一定の磁場を形成させることが局部的体温の變化に統計的に有意な影響を及ぼすことを調べてみた.31人を対象に右側の手首の列缺穴(LU-7,N極)と太淵穴(LU-9,S極)に永久磁石(2000Gauss)あるいは対象物(偽磁石)を装着し,兩足部の温度變化を測定した.温度が一定な室内(25℃以下)で,対照實驗の場合は25分後80%が測定部位の温度が-0.5℃より下降したが,磁石實驗では被験者の48%が-0.5℃より下降したことが観察された.対照實驗では測定部位の温度が0.5℃以上上昇した事例はなかったが,磁石實驗では25分後被験者の12%が0.5℃以上上昇したことが観察された.
  • 奥 健夫
    原稿種別: 本文
    2003 年21 巻1 号 p. 201-208
    発行日: 2003/03/01
    公開日: 2019/05/01
    ジャーナル フリー
    本研究では、相対性理論・量子論・不確定性原理の観点から、予知のメカニズムに関する一考察を行うことを目的とした。人間の意識のメカニズムは、現代物質科学では解明されていないと考えられるため、ここでは人間の意識が存在する意識場を仮定した。この意識場は光速で未来の時空間に移動し、未来の時間に生じる事象を感知し、その後負のエネルギーにより維持された微小サイズのワームホール通過により過去に戻る。意識場は原子で構成される物質ではなく、ある特定の超高周波振動数を有する微細な波であるためにワームホール通過が可能であると考えられる。予知のメカニズムは、時間と空間が調和した量子重力理論の完成によって、より説明可能になるであろう。
  • 奥 健夫
    原稿種別: 本文
    2003 年21 巻1 号 p. 209-214
    発行日: 2003/03/01
    公開日: 2019/05/01
    ジャーナル フリー
    本研究では、相対性理論の観点から、生命エネルギーのメカニズムに関する一考察を行うことを目的とした。人間生命体は、超高度な複雑系原子配列調和物質であるが、その自己組織的存在は負のエントロピー的性質を示している。ここでは、人間の生命エネルギーのメカニズムとして二つのモデルを提案した。第一のモデルは、ν&gt;mc^2/h(l-v^2/c^2)^<1/2>で表される高周波数νを有する微細な波であるモデルであり、第二のモデルは、微細波の運動が光速を超える負の時空間に属し負のエントロピーを有するモデルである。今後さらに詳細なメカニズムの検討が期待される。
  • 古賀 義久, 栗田 昌裕
    原稿種別: 本文
    2003 年21 巻1 号 p. 215-217
    発行日: 2003/03/01
    公開日: 2019/05/01
    ジャーナル フリー
    過去のわれわれの研究により変動磁場や裸眼立体視訓練による視力改善効果が示された。その効果を別な集団で再検討し、両者を併用した際の長期効果を検討した。【方法】対象は栗田式視力回復法講習の成人受講者10名。1週間に一度ずつ10回集まって訓練を行った。奇数週は「3分間後頭部磁気照射」(以下、磁気照射)、偶数週は「裸眼3D視」(以下、3D訓練)を行い、訓練前後で視力を測定し、5週ずつの平均値をデータとして使用した。【結果】以下平均値で示す。左右裸眼視力は、磁気照射では0.40→0.51となり0.11増加(28%増加)、3D訓練では0.42→0.51となり0.09増加した(21%増加)。左右矯正視力は、磁気照射では1.04→1.23となり0.19増加(18%増加)、3D訓練では1.06→1.28となり0.22増加した(21%増加)。裸眼視力と矯正視力のいずれでも、前後差と前後比に関して磁気照射と3D訓練の間には有意差を見なかった。十週間の長期効果は以下の通り。両裸眼視力は0.18→0.66と改善(0.36増加)。倍率の平均値は2.36倍、平均値相互の倍率は2.18倍だった。両矯正視力は0.78→1.71と改善(0.92増加)。倍率の平均値は2.25倍で、平均値の倍率は2.19倍だった。【考察】磁気照射と3D訓練には即時視力改善効果があることと、両者の効果には有意差はないこととが再確認できた。両者を併用して10週間訓練すると、視力が長期的に改善することが示された。
  • 大島 章嘉
    原稿種別: 本文
    2003 年21 巻1 号 p. 218-230
    発行日: 2003/03/01
    公開日: 2019/05/01
    ジャーナル フリー
    標記テーマでこれまでに当学会に5回にわたり実験成果を発表してきている。仕事の成果とα波を定量的に測定する作業は1995年以来進めてきており、各種の知見が得られている。(1)成果向上要因に何があるか、(2)α波測定値増大要因に何があるか、(3)今後の研究課題に何があるかについてこれまでのまとめを行った。これを踏まえて日々の目標値を持つことが成果につながるか否かの検証実験を行った。
  • 白井 喜代子, 山本 尚武, 奥田 博之
    原稿種別: 本文
    2003 年21 巻1 号 p. 231-239
    発行日: 2003/03/01
    公開日: 2019/05/01
    ジャーナル フリー
    皮膚電気活動(EDA)は、ひとの情動活動や自律神経活動を手軽に捉えられるものとして良く知られている。EDAの測定には皮膚抵抗、皮膚インピーダンス、皮膚電位を利用したものがある。近年は皮膚電位〔皮膚電位水準(SPL)および皮膚電位反射(SPR)〕がよ<用いられている。しかし、SPRには各種のパターンがあり、皮膚電位の発現機序についても十分解明されていない。そこでこれらに関する検討を行った。SPL測定には、角質層の剥離を伴う基準電極の設定が求められる。これは若干の侵襲性を伴うため、剥離作業の不十分性が測定結果の不正確性をもたらすことになり易い。そのため、剥離に伴う皮膚インピーダンスの低下度とSPLの低下度との関係を明らかにし基準電極の構築に必要十分な剥離を、インピーダンスによって確認すれば合理的であり、その方法を提案した。さらに、環境温度との関係で各種体表部EDA測定を行い、温熱性発汗と精神性発汗との関連性について考察した。
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