国際生命情報科学会誌
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第19回生命情報科学シンポジウム
近年韓国のボンハン・システム研究の紹介
Kwang-Sup SOH
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2005 年 23 巻 1 号 p. 82-88

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抄録
キムボンハンと藤原の研究後、1992年から約10年間はその研究を支持する報告が散発的にあった。2002年7月から、ソウル国立大学のBiomedicalPysics研究室で血管内にある糸のような構造物、ボンハン管の検討が始められた。糸のような構造物をアクリジンオレンジ蛍光染色を使用してボンハン管として確認した。そのサイズ、形状と核の存在は、明らかにボンハン管の特徴を示していた。ウサギとラットの内臓表面のボンハン管とボンハン小体は全く独立した3チームによって観察され、それらの形態的な特徴が検討された。H&Eとフォイルゲン反応によって得られた組織学的特徴は、キムと藤原の結果と一致していた。内臓表面のボンハン小体にある顆粒(サンアル)にはDNAが含まれていることが示された。また、サンアル運動の性質は、非熱的な運動である。
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© 2005 国際生命情報科学会
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