国際生命情報科学会誌
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第20回生命情報科学シンポジウム
光イメージ想起のメカニズムに関する一考察
奥 健夫尾崎 真奈美
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2005 年 23 巻 2 号 p. 354-363

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抄録
本研究では、経穴を含む身体部位に太陽光のイメージを想起させた際の、脳波変化及びそのメカニズムを調べることを目的とした。印堂に太陽光が入射し身体を満たすイメージを被験者に想起させ、脳波測定を行ったところ、イメージ想起時に脳波徐波化が見られた。本研究では、意識は弱いホログラフィック原理に基づく3次元境界面上に存在すると考えた。このとき4次元時空間中のフォトンは、脳内イメージ中3次元境界ホログラム上のフォトンと等価となり、実際の脳内では量子脳力学によるトンネルフォトンとして発生し、脳神経細胞から脳波変化へ影響しているものと考えられる。カオス解析の結果、イメージ想起時に脳波のリアプノフ指数及びエントロピーが増大し、ニューロン活動に基づくニューロカオス現象が生じていると考えられる。
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© 2005 国際生命情報科学会
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