映像情報メディア学会誌
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ケーブルテレビの実環境に基づく放送・通信映像伝送動的切換システムの実現可能性検証
鶴崎 裕貴木谷 佳隆柴田 達雄
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2022 年 76 巻 6 号 p. 747-756

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抄録

ケーブルテレビ業界では,2015年に「ケーブル4K」が開始され,番組の一部が4Kで放送されている.しかしながら,業界の現行のRF放送方式の伝送容量では業界方針である全番組の4K化への対応が実現困難である.この課題の解決策として,筆者らは,RF放送方式とIP通信方式の双方の利点を生かし,限られた伝送帯域の中で視聴者体感品質(QoE: Quality of Experience)を高めることが可能な放送・通信映像伝送動的切換技術を提案している.筆者らはこれまでに,エミュレータを用いた小規模なシミュレーションを通じて提案方式の有効性を確認していたが,シミュレーション条件がケーブルテレビの実環境と比較して極めて限定的だった.そこで本論文では,実環境を考慮した詳細なシミュレーションによって提案方式の有効性をより確かなものとして示すと共に,実際の映像伝送システムとして試作開発・評価した結果を通じて,その実現可能性を立証する.

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© 2022 一般社団法人 映像情報メディア学会
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