2026 年 80 巻 3 号 p. 370-372
顔認識システムを逆転の発想で活用した新感覚ゲーム特番『変顔スパイ』を制作した.出演者はスパイに扮し,正体を見破られないよう変顔で顔認識AIをあざむきながら脱出を目指す.制作にあたり,顔認識AIが出力する「本人の顔との一致度」をリアルタイムに可視化するシステムを内製化.AIならではの定量評価をゲーム番組に応用し,これまでのどの放送作品とも異なる新たな演出手法を切り拓いた.
また,バラエティ番組の制作現場向けにチューニングした自社開発オンデバイスAIシステムにより,セットアップや事前準備の手間を削減し制作フローの効率化を図った.