主催: 一般社団法人 日本科学教育学会
会議名: 日本科学教育学会 第49回年会
回次: 49
開催地: 広島大学 東広島キャンパス
開催日: 2025/09/05 - 2025/09/07
本研究の目的は,日本発のSTEAM教育におけるデザイン思考を体系化し,各学術分野を架橋する方法を探究することである.山崎(2020)は,エンジニアリングを人類の利益のための知識や思考体系と定義し,デザイン思考の重要性を強調する.デザイン思考とは,ユーザー中心の問題解決アプローチであり,Empathize(共感),Define(定義),Ideate(アイデア出し),Prototype(試作品作成),Test(テスト)のプロセスを通じて進行する.そこで,本研究では,デザイン思考に関連する思考の種類を整理すると共に,教育実践への協力者を募り,どの教科でどのようにこれらの思考が活用できるかを検討した.対象期間は,2023年4月から2025年3月までの2年間であった.その結果,思考の種類を抽出した際,Empathizeが最も多く24個,次いでDefineの16個,Ideateの14個が確認された.本研究結果からは,各教科で思考を育成することが,STEAM教育の実践において必要不可欠であることが推察された.