抄録
分子構造の異なる単官能アクリレート化合物を用いて作製したPN(polymer network)-LCDの各種電気光学特性について検討を行った。各種単官能アクリレート化合物を用いたポリマーネットワークは、液晶分子に対する影響を変化させ、それにより電気光学特性が大きく異なることが示された。特に、液晶骨格を有するアクリレート化合物を用いることで、駆動電圧、ヒステリシスが大幅に低下することが判った。また、低温温度域で観察されたメモリー現象においても、単官能アクリレート化合物の分子構造が密接に関連していることが明らかとなった。これらの知見を基に、電気光学特性を最適化することにより、低電圧で駆動し、温度依存性の小さいPN-LCDを得ることができた。