抄録
Zn_2SiO_4・Mnの真空紫外励起スペクトルは、母体の吸収端よりずっと高エネルギー域でも発光効率があまり低下しないという特徴を持つ。この特殊な特性は147nmという短波長で励起するPDPや希ガス蛍光ランプ用の蛍光体として望ましいものである。この特性の原因を明らかにするため亜鉛酸素酸塩をベースにし、TiやCrを不活剤とする蛍光体について真空紫外励起特性を調べた。その結果、この特異な特性はZnを含む酸素酸塩蛍光体に共通の特性であり、Zn-O原子団の間に効率の良い励起エネルギー移動があることを示唆している。PDPや希ガス蛍光ランプの色純度範囲を広げるのに有効と思われるいくつかの新しい真空紫外励起蛍光体を提案する。