抄録
我々は、高精細の動画像をはじめとする多様な医用画像を使用可能な、遠隔医療カンファレンスシスアムを超高精細画像と広帯域ISDNを利用して構築した。実験のために作成した243フレームの画像データ(一患者の検査治療に発生した医用画像の中から重要な約1000枚を選び編集)は、21名の専門医による評価で充分使用可能とされた。我々は、画像選択用に画像モダリティと時相によるグラフィカル・ユーザ・インタフェースを作成し、ポインタとTV会議を組み合わせて、遠隔医療カンファレンスシステムとした。これを実際に大阪大学と京都大学に設置し、前記の画像データをあらかじめ双方のフレームメモリに蓄積してから、カンファレンス実験をおこなった。実験の結果、従来難しかった循環器系の遠隔医療カンファレンスが可能と評価された。