映像情報メディア学会技術報告
Online ISSN : 2424-1970
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21.73
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  • 原稿種別: 表紙
    p. Cover1-
    発行日: 1997/11/28
    公開日: 2017/06/23
    会議録・要旨集 フリー
  • 原稿種別: 目次
    p. Toc1-
    発行日: 1997/11/28
    公開日: 2017/06/23
    会議録・要旨集 フリー
  • 斉藤 秀雄, 久保 守, 村本 健一郎, 松浦 弘毅
    原稿種別: 本文
    p. 1-6
    発行日: 1997/11/28
    公開日: 2017/06/23
    会議録・要旨集 フリー
    人工衛星を用いた極域の雲の定量的な観測は、広域にわたって均質なデータを得ることができるので非常に有益である。しかし、極域においては、可視の反射率も赤外の輝度温度も雲と地表とがほとんど等しい値となるので、衛星の可視画像や赤外画像から陸域および海氷上の雲を識別するのは、非常に困難である。本研究では、NOAA衛星のAVHRR画像の中の赤外画像のみを用いて、陸および海氷上の雲を抽出する方法を開発した。分類は、まずテクスチャやフラクタルなどの画像特徴量を求め、次に、最短距離分類法に閾値処理を導入することにより、全体の分類率にあまり影響を与えずに分類結果のエラー率を低減することができた。
  • 丸山 光明, 椎名 徹, 村本 健一郎, 松浦 弘毅
    原稿種別: 本文
    p. 7-12
    発行日: 1997/11/28
    公開日: 2017/06/23
    会議録・要旨集 フリー
    落下中の降雪粒子を解析することは, 雲中における雪片成長のメカニズムを解明する上で必要不可欠である.落下中の粒子同士の衝突併合には, 粒子の落下運動の複雑さや粒子形状が関与していることが報告されているが, 運動と粒子形状の関係については, いまだ定量的に解析されていない.本研究では, シャッタースピードの異なる2台のテレビカメラを用いて, 落下中の粒子の形状と運動を同時に測定することのできるシステムを開発した.実際の降雪粒子を撮影し, その映像より粒子の落下姿勢を示す慣性主軸の角度を求めた.運動を示す指標として角度変動量を定義し求めた.慣性主軸の角度は落下方向に対して直角になる場合が多く, また慣性モーメントの値が増加するにつれて, 角度変化量が増加する傾向が見られた.
  • 滝嶋 康弘, 酒澤 茂之, 和田 正裕
    原稿種別: 本文
    p. 13-18
    発行日: 1997/11/28
    公開日: 2017/06/23
    会議録・要旨集 フリー
    高品質ディジタルVTRに記録されたAV情報を、ベストエフォート型のネットワークを利用することにより、品質を損なうことなく遠隔地間でダビングするシステムを提案する。本システムはVTRの再生・記録動作を動的に制御することにより、伝送速度が変化するネットワークへの適用を可能とするものである。映像に対しては、ロスレスを含むJPEGにて視認歪のない符号化を行う。伝送制御としてエラーフリーなプロトコルと伝送回線断にも対処可能な途中再開伝送可能なプロトコルを開発した。また、符号化レートと伝送レートの差により変化する伝送効率を理論的に解析し、伝送効率劣化を防止する制御手法を提案する。本システムは、グローバルな映像制作・編集作業などのアプリケーションに利用可能である。
  • 酒澤 茂之, 滝嶋 康弘, 和田 正裕
    原稿種別: 本文
    p. 19-24
    発行日: 1997/11/28
    公開日: 2017/06/23
    会議録・要旨集 フリー
    インターネットやLAN等において効率よくビデオ放送を行うため、マルチキャストの利用が注目されている。しかし、単純なマルチキャストでは受信端末ごとに異なる要求に個別に対応することはできないため、複数のマルチキャストセッションを用いて階層符号化したビデオデータを伝送し、受信端末が自分に適したセッションを選択して受信する方式を提案する。このとき、ビデオの階層化として、I, P, B予測構造およびデータパーティショニングを用いる場合について、受信バッファの解析による遅延の評価や、一部のセッションだけを受信した場合の画質の評価により、セッションへの階層ビデオの割り当て方法と階層間のビットレート配分方法を導いている。
  • 中村 克之, 小林 和真, 山口 英, 尾家 祐二
    原稿種別: 本文
    p. 25-30
    発行日: 1997/11/28
    公開日: 2017/06/23
    会議録・要旨集 フリー
    現在、ユーザは伝送媒体が異なる伝送系間でビデオ素材を伝送することはできない。本稿では、インターネットを含んだ、ビデオ素材を扱う伝送系を統合するために用いる経路制御システムであるVINE(Video InterNetworking Environmet)を提案する。VINEによって、さまざまな場所に遍在するビデオ素材を一意に指定して自分の手元までの経路を決定し映像を取り出すことができる。本稿では、VINEを実現するための経路制御プロトコルを規定し、そのプロトコルの実装を行った。さらに、それを用いた実験を行い、VINEによる動画像伝送環境の構築の可能性を明らかにした。
  • 伊達 宗和, 竹内 淑江, 加藤 謹矢
    原稿種別: 本文
    p. 31-36
    発行日: 1997/11/28
    公開日: 2017/06/23
    会議録・要旨集 フリー
    反射形表示素子として、我々が提唱しているホログラフィック高分子分散液晶(HPDLC)は、電界により回折効率を変化させることができるアクティブなホログラフィック光学素子(HOE)としての機能をもっている。HPDLCは、体積ホログラムであるため櫛形電極で駆動する液晶回折格子とは異なり、高効率でかつ副次的な回折光も発生しない。また、電界を切っても素子の状態を保持すること(メモリー性)が可能なので、マトリックス駆動を行っても回折効率の時間変動がない。さらに、液晶素子としては高速なミリ秒程度の動作が可能であることから、例えば動画像に対し、フレームごとに異なった光学的な画像処理を加えることができる素子として期待できる。
  • 山本 昭夫, 野上 博志, 大久保 隆志
    原稿種別: 本文
    p. 37-42
    発行日: 1997/11/28
    公開日: 2017/06/23
    会議録・要旨集 フリー
    地上デジタル放送方式として検討されているOFDM方式では、パイロット信号を用いた周波数軸上の等化が可能である。本報告では、パイロット信号を用いた周波数軸上の伝送路応答の補間手法として、sinc関数形のインパルス応答を持つFIRフィルタ、ステップ補間、線形補間、乗算器を用いない簡易形線形補間の各方式について、等化器出力信号のS/Iを比較した。欧州DVB-Tシステムの2Kモードを対象に、D/U=10dBの2波の時不変マルチパス伝送路のシミュレーションを行った結果、FIRフィルタを用いた方式が最も優れた特性が得られたが、ハードウエア規模を考慮した簡易形線形補間方式も、11μSの遅延波に対してS/I=26dB(受信C/N=30dB)の良好な性能が得られ、民生用機器への適用を考えると有効であることがわかった。また、FFT時の窓位置のずれの影響についても検討し、ガード期間方向へのずれに対しては、簡易形線形補間を用いた場合でも20サンプルずれ(FFT2Kモード時)程度まではほとんどS/Iの劣化がないことが明らかとなった。
  • 児玉 和行, 脇 英世
    原稿種別: 本文
    p. 43-48
    発行日: 1997/11/28
    公開日: 2017/06/23
    会議録・要旨集 フリー
    形状及び色の特徴量を用いた類似画像検索技術の精度を客観的に評価すること, 検索方式の設計指針を得ることを目的として, 画像間の心理的な距離を算定可能な検索技術評価手法を検討した.32枚の風景写真を対象にして, 10名の被験者により画像対の類似度評定実験を行ない, 多次元尺度構成法を用いて心理空間を構成した結果, 精度80%で心理距離を算定可能な評価モデルを構築することができた.また, 本評価モデルを使用して.ある検索技術の精度の評価を行ない, 検索方式の改良指針を得ることができた.
  • 和田 稔, 橋本 勉, 武田 裕, 松村 泰志, 松田 哲也, 小森 優, 湊 小太郎, 藤尾 芳男, 高橋 隆
    原稿種別: 本文
    p. 49-56
    発行日: 1997/11/28
    公開日: 2017/06/23
    会議録・要旨集 フリー
    我々は、高精細の動画像をはじめとする多様な医用画像を使用可能な、遠隔医療カンファレンスシスアムを超高精細画像と広帯域ISDNを利用して構築した。実験のために作成した243フレームの画像データ(一患者の検査治療に発生した医用画像の中から重要な約1000枚を選び編集)は、21名の専門医による評価で充分使用可能とされた。我々は、画像選択用に画像モダリティと時相によるグラフィカル・ユーザ・インタフェースを作成し、ポインタとTV会議を組み合わせて、遠隔医療カンファレンスシステムとした。これを実際に大阪大学と京都大学に設置し、前記の画像データをあらかじめ双方のフレームメモリに蓄積してから、カンファレンス実験をおこなった。実験の結果、従来難しかった循環器系の遠隔医療カンファレンスが可能と評価された。
  • 原稿種別: 付録等
    p. App1-
    発行日: 1997/11/28
    公開日: 2017/06/23
    会議録・要旨集 フリー
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