陽光柱セルを持つ小型パネルをDCモードメモリーさせることにより、0.6lm/Wの効率及び、テレビ画像表示できることを既に報告した。今回, セルピッチを約0.57mmとした対角20cmのパネルでテレビ画像表示することができた。30個のセル壁面に蛍光体を塗布し、発光特性を測定したところ、1lm/Wの効率が得られることが確認できた。寿命についても50000h程度が推測された。DCモードメモリー法では、垂直方向の混濁現象が起きるが、表示陽極に補償パルスを加えると、これを除去することが可能であることを提案した。今回駆動は通常のサブフィールド法で行なったが、これを加治らの方法で行えば、偽輪郭の問題も解決できることを、計算で定量的に示した。