抄録
筆者らは、重度肢体不自由者の精神的作業能力を評価するため、標準化された非言語性の評価手法であるコース立方体テストの電子化について検討を行っている。これまでに開発した電子化コース立方体テストは課題遂行必要なブロック面全てを予め表示しておく方式であったが、評価実験の結果、連続する課題の中で難易度が増加する部分の遂行時間が減少するという、本来のコース立方体テストとは異なる結果が得られた。そこで、今回は回転機能を付加したシステムを開発し、評価実験を行った。この結果、ブロックの把持とブロック面の把持を行う場所の相違が影響を与えている可能が示唆された。