本論文では、動画像アーカイブから望む動画像を見つけるための手掛かり情報として、動画像の特徴情報, 「画紋」を提案する。画紋は人間の指紋と同様に、少ない情報量で動画像の識別が可能な情報であり、簡単・安定的に求めることができるものを考えている。今回は、MPEG2を対象とし、完全デコードすることなく、IフレームのDC成分のみを用いて画紋値を求め、時間軸に配列した時系列情報を画紋と定義し、CMの送出確認実験を行い、画紋の有効性を検証した。今回試した方法は、原理的に現行テレビ放送の様な非圧縮動画像にも対応可能であり汎用性が高い。