抄録
筆者らは先に, ステレオ動画像符号化のための視差補償方式として, 可変パッチサイズ共一次変換に基づいたWarping方式を提案すると共に, 視差ベクトルの検出時に使用する評価関数について検討を行った, 本稿では, まず符号化効率の観点から上記の評価関数に関して, 別の関数も加えてより詳細な考察を加える.次に, パッチサイズの可変範囲を拡大する方式, および視差ベクトルの検出に際してベクトルの符号化レートを考慮する方式について検討を加えている.シミュレーションの結果, 平均値分離SSEが.演算量および符号化性能の点で評価関数として最も優れていることが分かった.また, パッチサイズの可変範囲の拡大と符号化レートを考慮したベクトル検出は, いずれも有効であることを確認した.