抄録
ZnによりSr欠陥を補償したSrS中に発光中心CeをCe^<3+>として安定にかつ高濃度添加させることを目的として、電荷補償剤Naを添加したSrS:Ce, Zn, Na薄膜を作製した。CeとNaを0.2mol%添加したときには、Naのフラックスとしての効果から薄膜の結晶性は改善し、EL素子は青色の色純度が改善された。CeとNaを0.4mol%以上添加しても青色の色純度の改善はみられたが、これは薄膜中のCe^<3+>濃度の減少によるものであった。つまり、欠陥の少ないSrS薄膜中においてCeはCe^<3+>として0.2mol%以上添加されないと思われる。