抄録
レーザー照射不均一に起因する、爆縮の非一様性とコアプラズマ加熱阻害過程の相関関係を明らかにするためには、爆縮の加速段階におけるターゲットの球殻(シェル)の非一様な形状診断が必要である。今回、この診断のための新しい手法として、2次元画像サンプリングX線ストリークカメラ法(2D-SIXS法)を用いた多重撮像技術を提案し、本研究において、この計測法の原理の検証・計測系の設計及び、2D-SIXS法により得られる時間掃引されたサンプリング像を画像再構成するプログラムの開発を行った。そして爆縮実験に導入した結果、本計測技術が可能であることを示した。