抄録
複数種類のサイズ・形状を有するブロック(可変サイズ・可変形状ブロック)を処理単位とする動き補償予測に関する検討が行なわれている。これまでの提案では、それぞれ異なった条件下で評価されており、各方式間での比較が十分に行なわれているとは言い難い。本稿では、新たに画面全体の分割からはじめ、二分木を用いてブロック構成を記述するBinary tree法を提案した上で、これを含む各方式について予測特性、必要な情報量の観点から比較を行なう。シミュレーションの結果から、Binary tree法が最も妥当な方式であることを述べる。また、ブロック分割・統合の基準に通常の動き補償予測誤差に代わって、演算量が少ないフレーム間誤差を用いる場合について検討を行なう。