抄録
MPEG4では, 8×8のブロックと16×16のマクロブロックの両方の動きベクトルを同時に持つことが可能である.本稿では, 両動きベクトルを少ない演算量で求めるフルサーチブロックマッチングを提案する.Succesive Elimination Algorithm(SEA)を拡張することで, 従来のフルサーチアルゴリズムと同じ動き推定の精度を持つにも関わらず, 動き推定の演算回数を削減できることを示す.提案法は, ブロックマッチングをより小さいブロックの組み合わせとして実行することと, 8×8のブロックでの演算結果を16×16のマクロブロックでの演算に再利用するという考え方に基づいている.シミュレーションにより提案法の有効性が確認される.